品質の印JASマーク

国が定めた厳しい基準に合格した証です

JASマークは国が定めた厳しい基準(農林物資の規格化等に関する法律)を満たした食品だけがつけることができる、品質保証のマークです。

JAS認定工場の行う品質チェック項目とは

登録認定機関の認定したJAS認定工場には必ず、独立した品質管理部門があり、専任の担当者が品質管理の基準となる項目を設けてチェックしています。製品の出荷検査記録は、少なくとも1年間は保存することになっています。結果についての監査は定期的に行われ、品質水準の維持に万全を期しています。

※登録認定機関とは農林水産大臣に登録された第三者機関で、JASマークのついた製品を作る製造業者等の認定を行う機関です。

JAS認定工場の行う品質チェック項目の例

1.原料および材料の品質

  • 小麦粉:水分、湿麩、官能的品位、品質証明書

  • そば粉:水分、官能的品位、品質証明書

  • 油脂:酸価、過酸化物価、AOM試験、官能的品位、品質証明書

  • 添付調味料:不溶性固形分、水分、塩分、官能的品位、粒度、細菌検査

  • 添付油脂:酸価、過酸化物価、官能的品位

  • かやく:水分、水分活性、細菌検査、官能的品位、異物混入

2.原材料

配合割合

3.混合

時間、状態、温度

4.製めん

めんの厚み、製めん後の状態

5.蒸熱

温度、蒸気圧、時間、蒸熱後の状態

6.味付け

時間、調味液の状態、味付け後の状態

7.油処理

温度、時間、油量、蒸気圧、揚粕の除去、油の状態、油処理後の状態、酸価、過酸化物価

8.乾燥処理

温度、湿度、風速、時間、乾燥後の状態

9.冷却

時間、温度、冷却装置、冷却後の状態

10.容器または包装・状態

11.製品の品質

  • 総合:一般状態、食味、内容量、異物の有無、同封添加物の洩れ

  • めん:水分、酸価、過酸化物価、よう素呈色度

  • 調味料:水分、塩分、油脂の酸価、過酸化物価、内容量、官能的品位、保存試験

  • かやく:水分、官能的品位、保存試験

12.保存試験

めん、添付調味料、かやく、やくみについての理化学試験(油の変質の度合い、色調、水分、Phなど)、官能試験