環境対策自主行動計画

令和4年9月27日

環境対策自主行動計画

1 目的・方針

 即席めん業界は、社会構造の変化や防災意識などの高まりを背景に、利便性・保存性の優れた即席めんの需要が増え、令和2年度の生産量は過去最高の59億食となるなど、成長傾向を見せている。
 そうした中、健康、食に関する安全・安心、そして、CO₂排出量削減をはじめとした環境問題等に対して、消費者はこれまで以上に強い関心を持っている。特に、気候変動対策としてのCO₂排出量削減に関しては、日本は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち、「2050年カーボンニュートラル」、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しており、環境負荷低減対策の取組みは、即席めん業界としても、今後より一層推進する必要がある。
 そのため、協会では、2030年までに取り組むべき環境負荷低減対策として、安全・安心なものを、将来にわたり継続して供給していくサステナブルなモノづくり団体を目指していくことを目的に、気候変動への対応として、低炭素社会の実現や再生エネルギーの利用などについて、新たに「環境対策自主行動計画」を策定することとした。

2 目標設定について

 「CO₂排出原単位(t-CO₂/t)」を指標とし、2013年度を基準年にした上で、2030年度までの目標を以下の通り設定する。

  「2013年度を基準年として、基準年の協会全体のCO₂排出原単位の値0.463を、2030年度までに、0.417(2013年度比10%削減)とすることを目指す。」

 行動計画の進捗状況については、環境対策検討チーム会議において、毎年確認することとし、その後の自主行動計画を進める上でのフォローアップの参考とする。なお、その時点の技術水順等の情勢を踏まえ、必要があれば、目標を見直すものとする。

3 環境負荷低減のための具体的施策について

 協会会員は、以下に示す対策を基本に、自社の状況に応じ、取組める対策について、各社PDCAを回しながら、環境負荷軽減対策を推進することとする。

【工場、生産設備関連の環境負荷低減対策】

  1.  コージェネレーションシステムの導入
  2.  エネルギー転換(動力・熱源用燃料の天然ガス・電力への転換によるCO₂排出量の削減)
  3.  設備の改良、更新
    • 動力・熱等への変換の合理化(ボイラーの台数制御方式)
    • 放射・伝導・抵抗等によるエネルギー損出の防止(断熱材の利用)
    • 廃熱の回収利用等の促進(高効率モーター、ヒートポンプ等を利用したエアーコンプレッサー、ボイラー、廃蒸気の熱回収など)
  4.  再生可能エネルギーの導入、利用拡大(食品残渣・ゴミ発電電力、風力・地熱発電など)
  5.  省エネタイプの照明(LEDなど)の導入
  6.  フロン排出抑制および温暖化係数の低い冷媒使用機器の導入(冷媒の切換え、自然冷媒への切換えなど)
  7.  生産工程(ライン)の見直しによる生産効率の向上
    • 生産の集約
    • アイドルタイムの削減
    • ロスの削減 など
  8.  日常的な省エネ活動の推進
    • こまめな消灯
    • 空調の適切な温度管理
    • 出入口の開閉頻度を減らす
    • 庫内を定期的に整理、清掃し無駄なものを無くす
  9.  資材の使用量削減、グリーン調達
    など

【オフィス、研究所、営業所、店舗などの工場以外での環境負低減対策】

  1.  省エネ設備導入(省エネ型空調、照明、ボイラー、昇降機、事務用機器など)
  2.  省エネタイプの照明(LEDなど)の導入
  3.  フロン排出抑制および温暖化係数の低い冷媒使用機器の導入
  4.  物流の標準化・効率化
    • パレットの統一化
    • 伝票等の共通化
    • 共同配送
    • モーダルシフト(鉄道コンテナの活用) など
  5.  植林や森林管理等の吸収源活動の促進
  6.  機械メーカーなどとの協働により、省エネに貢献する設備開発
  7.  日常的な省エネ活動の推進
    • こまめな消灯
    • 空調の温度管理
    • クールビズ
    • OA・機器の適切な管理 など

【実績】

2013年度
(基準年度)
2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
①生産量
(t)
534,603 560,796 572,853 565,700 589,245 596,780 604,096 627,048 624,597 622,040
②CO2
排出量
(t-CO2)
247,338 254,127 257,599 258,690 264,463 262,916 265,092 269,739 273,682 255,088
③CO2
排出原単位 ②÷①
(t-CO2/t)
0.463 0.453 0.450 0.457 0.449 0.441 0.439 0.430 0.438 0.410
④エネルギー
消費量
(kl)
122,293 122,194 125,296 127,364 129,400 130,281 135,040 137,472 139,650 143,245
⑤エネルギー
消費原単位 ④÷①
(kl/t)
0.229 0.218 0.219 0.225 0.220 0.218 0.224 0.219 0.224 0.231

※ 2022年度から、再生可能エネルギー使用電力を購入している場合のCO2排出量の換算を取り入れて、実績の積算を行っている。