めんに使われる添加物

インスタントラーメンの添加物は安全なの?

JASマークのついたインスタントラーメンに使用できる食品添加物は、食品衛生法によって安全性の確認されているものの中から登録認定機関が認めているものに限定されています。

※登録認定機関とは農林水産大臣に登録された第三者機関で、JASマークのついた製品を作る製造業者等の認定を行う機関です。

どんな添加物が使われているの?

ここでは、現在JAS規格で使用を認められている添加物のうち、「めん」に使用されているものの例を、ご紹介します。

めん質改良材 – 食感や特有のコシ・風味を作る

めんの食感や特有のコシと風味など、めんの美味しさを出すために使用されます。
特にかんすいは中華めんらしさを出すために使われます。「かんすい」について、詳しくはこちら

増粘安定剤 – めんのコシを出す

めんのねばりを高め、なめらかさを増すために使われる多糖類です。アルギン酸やペクチンを代表とする海そう、豆、リンゴ、ミカンなどから抽出されます。

乳化剤製 – めんの油分を均一にする

使用する油脂を均一に分散させ、品質を安定させるために使用します。多くは植物レシチンで、大豆油などを精製するときに得られます。

酸化防止剤(ビタミンE)- 油脂の酸化を防ぐ

酸化防止剤として使用されるビタミンEは、めんに含まれる油脂の酸化を防止します。大豆油などを精製するときに得られます。※保存料ではありません。

着色料 – めんの色を一定に保つ

ブドウ糖、砂糖などの糖類を熱処理して得られるカラメル、きんとんなどに使われるクチナシ色素、ニンジンなどから抽出したカロテンなどを使用します。

強化剤 – 不足しがちな栄養を補う

ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなどの他、栄養強化のために加えるものです。日本即席食品工業協会ではインスタントラーメンに日頃不足しがちなカルシウム等の強化剤をできるだけ添加することを推奨しています。